ポジティブな表現を使えば,ポジティブなイメージが頭に入り,成功に導くことができます。野球の試合で「フライを上げたらダメだよ!」と言うと、フライを上げてしまいます。言葉がイメージ化し,そのイメージは現実化します。「ゴロを打つんだよ。」と言えば,そのイメージが現実化します。
2020年1月26日(日)津市高茶屋公民館で行われた津市PTA連合会主催の研修会に行ってきました。「PEP TALK(ペップ トーク)」という演題で,講師は日本キッズ体育協会プレイングマネージャー岡田康邦氏でした。自身も5人のお子様がいるということで,私と同じであることから,私の子育ての経験と重ね合わせながら聞くことができ,親近感が持てました。
PEP TALKはアメリカ発祥で,元々はスポーツの大切な試合前に監督が選手たちにかける激励の言葉でした。ポジティブ語で,相手の状況を受け止めて,ゴールに向かって,短くてわかりやすい言葉で,人をその気にさせる、言葉がけです。 ①受容(事実の受け入れ)→②承認(とらえかた変換)→③行動(してほしい変換)→④激励(背中の一押し)がペップトークの4ステップです。特に、大切なのが承認で、事実を受け止めた後、結果が良くなくても、ポジティブな解釈をして表現することが必要です。例えば、「問題が起こった」→「成長のチャンスだ」や「遅刻をするな」→「余裕を持って行動しよう」など、事実と解釈を混同しないで、事実を受け入れてポジティブな言葉に変換して表現します。
子どもは自信を持ったら、想像以上の実力を発揮することができます。そのためにも、普段からコツコツと小さな成功体験を積み重ね、私たち親(指導者)はペップトークを駆使し、ポジティブな表現で子どもたちを励ますことを続ける必要があります。子どもたちや大切な人の夢の実現を応援する人になれます。