英語教育2021年11月号を読んで

英語教育11月号 大修館書店 November 2021 Vol.70 No.9

第1特集 指導を支える 英語教育関連 基本図書+α 第2特集 個・集団の力を活かす「協働的な学び」を考える

テスト・評価を理解する基本図書+α 平井明代(筑波大学教授)

①Testing for Language Teachers(3rd ed.) (Cambridge University Press, 2020), ②「教育・心理系研究のためのデータ分析入門第2版」(平井明代編著、東京図書、2017年)、③実例でわかる英語テスト作成ガイド(小泉利恵・印南洋・深澤真著、大修館書店、2017年)、④「『主体的まなび』につなげる評価と学習方法ーカナダで実践されるICEモデル」(土持ゲーリー法一監訳、小野恵子訳、東信堂、2013年)

教科書教材の新定番 SDGsを理解する基本図書+α (秋山容洋 姫路市立四郷学院後期課程教諭)

「SDGs(持続可能な開発目標)(蟹江憲史著、中公新書、2020年)」この本で1番良いところは、著者が研究者でありながら、大学構内や自宅で「自分ごと」として実践されていることを紹介しているところ。著者が実践をしていることで、私たちにもできるという気持ちになり、SDGsを取り入れた横断的な教育活動を実践する気持ちを持つことができた。理論と実践が一体となった非常に読みやすい本。

国際英語論・言語政策論を理解する基本図書+α (柴田美紀 広島大学教授)

English-Corpora.org(https://www.english-corpora.org/corpora.asp)は最も広く使われているコーパスのサイトで、17の異なる英語のコーパスにアクセスできる、Global Web-Based English(GloWbE)である。

参加者主体の研修デザイン (森田正彦 茨城県教育研修センター指導主事)

大人の学習に有効な時間配分の法則「90/20/8」がある。この法則は、「大人の」脳が学習にどう反応するかについての知見に基づいている。90分:集中力をキープできる時間、20分:記憶を保持しながら話を聞ける時間、8分:受け身的でいると興味を失い始める時間

教師のための綴り方教室から 第2章「要約力を鍛える」④ 「間」と「余白」が生徒の意図の思考を加速させる (中嶋洋一、吉岡拓也、坂上渉)

「空白行」や「余白」を意識する→1人で考えさせる 活動や生徒とのやり取りに「間」がない。「個人→ペアやグループ」の順にして十分に思考させることである。自分の考えや意見を持たない限り、「伝えたい、仲間の考えも聞きたい」という気にはなれないからである。「英語の歌」を歌い終えた頃に、終わりのチャイムが聞こえるようにした。「中嶋先生はチャイムと同時に終わる」という噂が広がり、それが信頼感につながった。「チャイムで着地」の効果は絶大だった。

はじめての英語グループ・ディスカッション第2回 トライアドの導入 (小松崎美重 茨城県笠間市立友部第二中学校教諭)

トライアドにつなげる中学1年生での取り組み ペアやグループでコミュニケーション活動をする際に大切にしたいのは「自分が知らないことを知ることは楽しい」という意識づけです。この意識がトライアド活動を行う際の「話したい」「聞きたい」という姿勢につながると感じている。”ATQ”がキーワード。Answer(答えて)→Talk(話して)→Question(質問する)を意識させる。

教科の内容理解を探究的な学びにつなげる授業 (遊馬智美 お茶の水女子大学附属高等学校教諭)

プレゼンテーションに向けて インターネット上の動画How to give the BEST PowerPoint presentation! (https://youtu.be/eHhqWbI0y4M)

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