パン屋最終撃 村上春樹 を読んで

「パン屋再襲撃」村上春樹 2011年3月10日 文春文庫

パン屋再襲撃、象の消滅、ファミリー・アフェア、双子と沈んだ大陸、ローマ帝国の崩壊・1881年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界、ねじまき鳥と火曜日の女たちという6本の短編集。最近は村上春樹ばかり読んでいる。昔もそうだが・・・。特に、「ねじまき鳥・・・」がとても面白かった。これと似た題名の長編があるが、設定がやや似ているものの、内容は少し違う。やはり、どの作品ももう少し続きが読みたいと感じるところで終わってしまう。この後の2人の関係はどうなるのか、行く末はうまく行くのだろうか、その辺は読者任せになっているところが村上春樹を読みたいと強く思うことがある理由なのかもしれない。

内容(「BOOK」データベースより)堪えがたいほどの空腹を覚えたある晩、彼女は断言した。「もう一度パン屋を襲うのよ」。それ以外に、学生時代にパン屋を襲撃して以来僕にかけられた呪いをとく方法はない。かくして妻と僕は中古カローラで、午前2時半の東京の街へ繰り出した…。表題作ほか「象の消滅」、“ねじまき鳥”の原型となった作品など、初期の傑作6篇。

「象の消滅」は何か寂しい気持ちが残る。そして、2つの短編から「渡辺昇」という名前が出てくる。人間と猫の名前として。

電車通勤をしているので、行きと帰りに読書する15分間は最高である。

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