英語教育2024年6月号を読んで

英語教育 The English Teacher’s Magazine June 2024 Vol.73 No.3 大修館書店

第1特集 書き手の思いを伝える これからのライティング指導 第2特集 やる気から行動への架け橋 エンゲージメントを促す英語授業

小学校英語授業のアイデアBOX 第3回「ライティングをコミュニケーションにするために」増渕真紀子(東京都八王子市立浅川小学校英語専科講師)

各活動の必須アイテムとして「ライティング伝票」の使用が勧められている。確かに、いつもいつも同じことを言わなければならないので、この伝票はとても大切だと思う。

https://www.taishukan.co.jp/item/eigokyoiku/materials/06_2024iss_03_2_MAT6902.pdf

生成AI活用術研究所 第3回 「[基本編] プロンプト紹介サイト」を活用しよう 豊嶋正貴(國學院大学兼任講師)

生成AIは重宝させてもらっているが、思うようなものができてこないことがある。全て、「プロンプト」における指示不足である。↓のサイトの紹介があったので、見てみた。確かに参考にはなる。しかし、全ての生成AIを使用する人向けの汎用的なサイトなので、教育分野で働いている人、英語教育に関わる部分では少し物足りない。

https://prompt.quel.jp/

ICT活用の大ワザ・小ワザ ロイロノート編 第27回 ロイロノートのクラス管理ツールを活用しよう 徳千代太一 (ロイロ認定イノベータ)

クラス管理ツールについて いつも右側から出てきて、鬱陶しい画面だなと思っていたが、よく見るととても使い勝手が良く、「そんな機能があったんだな」と感心してしまった。一番上のテレビのマークは「教員端末の画面を一時的に非表示」にできる。2番目の鍵と人のマークは、「生徒間通信ができない状態」にする。3番目の鍵のマークは、「生徒のアプリ画面をロックし、ロイロを一時的に操作できなくする」。4番目の人のマークは、「生徒が任意の「授業」に参加しているか確認」できる。

生徒の「思い」を伸ばすライティング指導と評価の工夫 駒井健吾(長野保健医療大学講師)

ライティングの評価とフィードバックについて 言語の正確さ(accuracy)にばかり目が向くと、萎縮した内容のライティングばかり産出されることになります。ではとにかくたくさん書かせれば良いかというと、産出できた語数だけが流暢さ(fluency)の指標であるとも言えません。内容面の豊かさについては、①豊富な語彙や表現を用いてパラフレーズしている、②伝えようとするメッセージに即して文の構造を決定している、③接続詞や副詞などを効果的に用いて文と文の間の結束が高まっている、などの点も流暢さと複雑さ(complexity)の面でライティングの質を決定する要素になります。観点別評価で言えば、正確さや語数については(知識・技能)の評価にとどめておき、(思考・判断・表現)では内容の豊かさと複雑さを評価することをお勧めします。

「話すこと」から「書くこと」の力を育む技能統合の活動 西村秀之(玉川大学准教授)

スモールトークを進める際に大切なポイントは、まず教師と生徒とのやり取り、Teacher-Student(s) (TS)インタラクションをしっかり行うこと。

無理なく効果的に行えるライティングのフィードバック 松下信之(大阪府教育庁主席指導主事)

一人一人の作品をグループ全員で推敲する(各作品8分程度)。その際、辞書や参考書を活用し、協力して正しい文章にするよう指示する。

評価・テストのお助けQ&A できる評価・続けられる評価のために 第3回 観点「主体的に学習に取り組む態度」の趣旨を正確に捉えよう 澤井陽介(大妻女子大学教授)

「粘り強さ」と「自己調整」。①自分の状況を見つめながら粘り強く課題を追求する姿 ②自らの学習を調整しながら課題の解決に向かおうとする姿

もう挫折しない! ニュース英語の読み方・学び方 第3回 「締まった」文を書くために、覚えておきたい構造 髙橋敏之(ジャパンタイムズ出版編集長)

英文記事を要約する際には、記事内の表現を自分でも実際に使うことになります。すなわち、記事を読むという「インプット」と、そこに出てくる表現を自分でも使うという「アウトプット」を同時にこなすことができるため、効率よく表現を吸収することができるのです。まずは読んだ記事を3文程度で要約することから始めましょう。最初の文で記事の最も大切なことを述べ、それに2文ほど加えて情報をつけた巣イメージで取り組むと良いでしょう。

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