新学習指導要領下での評価方法、特に「主体的に学ぶ態度」はどう評価すればよいか、わかりました。

 2020年2月10日(月)鈴鹿市立神戸中学校で行われた、関西大学外国語学部教授 今井裕之先生のご講演を拝聴させてもらう。かなり有益だった。さすがは今井先生、いつもながら、優しい語り口で要点を捉えて教えてくれる。

 新学習指導要領下では、評価の観点が現在の4項目から3項目に変わる。全ての教科が同じ観点に変更され、「知識技能」、「思考力判断力表現力」、「主体的に学習に取り組む態度」になる。

 この3観点の中でも、「主体的に学習に取り組む態度」の評価については、どのようにしていけばいいか、同僚や仲間の間でもかなり論議を読んでいるところであったが、今井先生の話を聞いて少しわかった気がした。

 「主体的に学習に取り組む態度」は、「粘り強さ」と「自己調整」であるとのこと。「粘り強さ」に関しては、言語活動の中で目的場面状況を意識した5領域の活動がしっかりできているかどうか。それは、パフォーマンステストや日々の振り返りで測ることができる。また、「自己調整」は、メタ認知を向上させること。学びを継続させるにはどうすればよいか、計画的に取り組むことや、自分の学びの強みと弱みを知ること、学びの中でわかったことやわからなかったことを理解すること、など。これは「振り返りカード」で評価することができる。

 パフォーマンステスト、振り返りカードの活用をもっとしていかなければならないことがわかった。