私の実践について、振り返る機会がありました

英語教育(大修館書店)5月号(May 2020 Vol.69 No.2)

 Plural Eyes©️というソフトの紹介があった。ビデオ映像とICレコーダーの音声を同期することができるらしい。(pp.24~25)(宮崎 貴弘(神戸市立い合高校)

https://flashbackj.com/product/pluraleyes

 あれほど得意だったPCが年齢とともに、疎くなってしまい、きちんとできるかどうかわからないが、リスニングテストや教材作りには役立ちそうだ。値段は37,800円。どう考えるか。

pp.46~47 萩原一郎先生(都留文科大学特任教授)、久保野りえ先生(都留文科大学非常勤講師)

 「文法導入は文法を英語で説明するのではなく、自然な形で使われ方を示す。」

 私も授業で実践しているように、Oral Introductionの中で自然な文脈の中でたくさんの例文を示すことだと思う。Visual Aidsを使用しながら生徒に身近な話題を取り上げて、理解しやすいように工夫することが大切。

 「はじめに文法事項の形と意味について明示的に日本語で説明するのは演繹的(deductive)な方法です。それに対して、新出文法事項が使われている場所を複数示し、そこから文法に導くのは帰納的(inductive)な方法と言えます。この帰納的導入がつまり英語での文法導入となるわけですね。」「ルールが先にあるわけではなく、使われている『ことば』が先にある。」

 上記のようなやり方で、たくさんの例文をきかせてやることが肝要。分からないながらも、一生懸命頭の中でこれまでに積み重ねた知識から、新しいルールを模索しようとすることが大切。

 「覚えるべきルールをはじめから一方的に伝えられるよりも、新出文法事項の入った英文を場面が設定された中で聞き、頭を働かせ考える過程を経てから説明を聞いたほうが、聞く力、考える力がつき、印象に残るではないでしょうか。」

P.48 山本耕平先生(京都府立宮津高校教諭)

 「『知的好奇心を刺激する授業デザイン』として、例えば、授業の冒頭で世界で起きているニュース(authentic materials)を動画や静止画として利用しながら文法事項の復習や本時の導入が短時間で行えます。」「特に、ニュースを用いた導入・復讐は好評で、生徒は今日はどんな私いいこと(世界の出来事)が学べるのか楽しみにしています。」

 Oral Introductionで、生徒がワクワクするような仕掛けを何とかしたいと思っていたのだが、ニュース動画を見せて、問題意識や課題を設定させた後、タスクを与えて、表現させるというのも一つの方法だと学んだ。

p.49 「ノート作りは必要?」奥柱 桂先生(帝京大学講師)

 「まず、授業前にまだ十分理解していない英文を書く意味は何でしょうか。苦手な生徒にとってはただ呪文を書き写しているだけになります。単語の意味調べも入門期ならともかく、新出単語が増えてくる中学2年生以降では、負担が大きく、機械的な作業になりがちで、単語は頭に入りません。また先に単語の意味を調べてしまうことで、文全体の意味を推測しながら初見の英文を読むこともできません。」

 全く同意する。指導主事時代もそれ以降もそれ以後も、研修会等でこのことについては、ずっと話し続けたが、聞き入れてもらえない先生がいる。それはその先生方の責任もあるが、ご自分が習った先生のやり方の呪縛に囚われていることが多い。むしろ、私たち世代の英語教員の責任かもしれない。音声導入するか何度も読んで音声が頭に残った文字を書き写すことは、文字と音声の一致から英語を使える状態にするという意味から有効なことだと思う。しかし、読み方もわからない単語をいくら書き写してもその単語は使えるようにはならない。絵を写したりするのと同じ作業である。

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