これだけひどいことをしているのなら、こういう結末も致し方無い

シルベスター・スタローンの「ロッキー」に並ぶ代表作で、1982年に1作目が製作された「ランボー」のシリーズ第5弾。グリーンベレーの戦闘エリートとして活躍していたジョン・ランボーは、いまだベトナム戦争の悪夢にさいなまれて、PTSDに苦しんでいた。ランボーは祖国アメリカへと戻り、故郷のアリゾナの牧場で古い友人のマリア、その孫娘ガブリエラとともに平穏な日々を送っていた。しかし、ガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致されたことで、ランボーの穏やかだった日常が急転する。娘のように愛していたガブリエラ救出のため、ランボーはグリーンベレーで会得したさまざまなスキルを総動員し、戦闘準備をスタートさせる。監督はエイドリアン・グランバーグ。【映画.comより引用編集】

久しぶりの映画館はとても新鮮だった。コロナ感染拡大防止のために映画館がクローズになって以来、4ヶ月近く映画館に行っていなかったので、ワクワクした。その映画鑑賞復活の第1弾が「ランボー」でよかった。

シルベスタースタローンはスクリーンで観てもかなり老けているのがわかった。しかし、とても74歳とは思えないほど、溌剌としていて、演技、アクションとも申し分なかった。スタローン好きが見にきているので、観客の年齢層はかなり高かった。さすがに、製作や監督はしていないが、これまでの「ランボーシリーズ」をしっかりと受け継いだ作品となっていた。これならオールドファンも許してくれるのではないかと思う。

人身売買組織への復讐するランボーは、鬼の形相とかして、めちゃくちゃし始める。この部分も大切な人を亡くして単身で敵陣に乗り込むこれまでのランボーシリーズと同じである。しかし、今回は今までの中で1番怒りが出ていた。はっきり言ってめちゃくちゃしている。

人身売買組織もかなりひどいことをやっていたので、はっきり言って、グロい復讐劇になっているが、それも仕方がないと思う。

時間を忘れるくらいおもしろかった。幸せな2時間だった。

「指導と評価の一体化に関する資料」において、内容のまとまりと観点のクロス評価のしかたがわかりました

 2020年6月21日(日)に毎月恒例の「森会」が中川公民館(松阪市)で行われた。参加者は私を含めて6名。今回も前回の研修をもう少し深めようと、意欲のある英語教員が集った。

 最初は、新しく採択されるであろう東京書籍「New Horizon」の新教科書を見ながら話し合った。森会の主催者のW先生が資料を提供してくれた(現在教科書会社から配布されている宣伝用のリーフレット電子版)。さらに、新しい教科書の巡回展示をしているので、実際に足運んで内容を吟味していただいたので、そのときの情報も提供してくれた。

 津市教科書採択協議会は、昨年度、小学校の教科書として、東京書籍「New Horizon elementary」を採択している。中学校教科書に合わせるために、小学校も同じ教科書会社を採択したと考えられるので、今回の採択も東京書籍であろうという推測は、参加者は全員一致だった。

 教科書は新学習指導要領の趣旨に沿って、語彙数はかなり多くなっている。そのため、文章も2年生中盤で120語以上と現行の教科書では3年生の前半と同じ語数である。3年生では200語以上、3年生の最後には300語以上の読み物も登場する。諸外国に比べて、圧倒的に読む量が少ないという反省の元に編集されていることがよくわかる。内容的には、大まかに、’’Mother’s Lullaby”などのずっと続いている東書の目玉的な読み物教材はそのままであるが、デザインが変わり雰囲気が随分違っている。やはり全国採択数1位であることからも、膨大な費用を投入できることもあって、見やすい紙面づくり、特別に支援が必要な子どもたちにも配慮した色づかい、イラストも内容を想起しながらリテリングができるように大きくわかりやすくなっているなど、随所に工夫点が見られている。来年4月1日まで手に持ってみることはできないが、使ってみるのが楽しみである。

 後半は、「『指導と評価の一体化』に関する参考資料 中学校 外国語編」の読書会を行った。一人5ページの割り当てをもらい20分くらいで概要の説明を行なった。

 何度もこのブログでは登場するが、「主体的に学習に取り組む態度」については、① 粘り強い取り組みを行うこと ② 自らの学習を調整することを中心に評価する必要がある。「知識技能」はペーパーテストで評価をし、「思考・判断・表現力」は論述、レポート作成、発表、グループの話し合い、作品の制作表現などで評価をし、「主体的に学習に取り組む態度」はノート、レポート記述、発言、行動観察などのより評価することができる。評価の項目である「学びに向う力・人間性等」についても、感性や思いやりなどは個人内評価で行う。

 「内容のまとまり」とは、「5つの領域」のことである。それぞれの目標については、①【 聞くこと】 はっきり話されれば、日常的な話題(社会的な話題)について、必要な情報、話の概要(短い説明の要点)を捉えることができる。② 【読むこと】 日常的な話題(社会的な話題)について、必要な情報、話の概要(短い文章の説明の要点)を捉えることができる。③ 【話すこと(やりとり)】 関心のある事柄などを伝え合い、日常的な話題事実、自分の考えや気持ちを整理し、相手からの質問に答えられる。また、まとまりのある内容を話す。(④⑤は省略)

 学習評価については、「的確に捉える」「指導の改善に役立てる」「学びを振り返って次の学びに向かわせる」という3点が意義である。指導の改善は主体的対話的で深い学びにつなげる。評価の改善は場面・方法の工夫によりさらに深めることができる。さらに、生徒の学習改善につなげるとともに、指導の改善にもつなげていく。そして、これまではされてきたことでも、必要性・妥当性がないものは見直すことまで提言されている。

 内容のまとまり(5つの領域)と「知識技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」のクロス評価表を作成していく必要があることがわかった。学校全体のCAN-DOリスト→学年別のCAN -DOリスト→学年別の内容のまとまりの達成目標を5領域別に作り、3観点とのクロス評価表を作る。ここからもさらに単元別にしておくと、評価のタイミングや仕方を的確に設定することができる。

 わからないところが多い。自分の中に落ちていかない部分が多い。まだまだしっかり読み込まなければならないと感じた。

授業力向上のために、「実践研究」をやってみようかなと思っています

 今月号の特集は「実践研究」と「SDGs」についてである。実践研究については、「やってみたい」とずっと思っている。田中武夫先生(山梨大学教授)によると(pp.10〜11)、「実践研究とは教師自身が教師としての成長を目指して、実践の理解や改善を行う、実践についての体系的な探求を指します。」とある。『英語教師のための「実践研究」ガイドブック(大修館書店)』も共著されているので、併せて読んでみたい。

「実践研究について」

高木亜希子先生(青山学院大学教授)(pp.12〜13)は、実践研究の目的は、「生徒の理解と授業改善である」としている。次の3ステップを意識する。「問いを立てる」、「データをとる」、「分析・解釈する」、「1つの対象クラスを決め、1ヶ月間、授業後に気になったことを一言メモすることから始める」、最近、3〜5分授業メモをつけるようになったが、見通しが立つようになった。また、「『先行研究』をした方がよいが、多忙な中、無理をする必要はない。」とも書いている。問いが非常に大切で、「どのような指導をすれば、生徒はスピーキング活動に積極的に取り組むか」では、まだ曖昧で、問いを明確にするため、誰を対象にし、どのような実践を行い、どのように生徒の変化を見ようとしているのかを考えて、「英語が苦手な中学2年生を対象に、タスク活動を取り入れたら、英語のスピーキング活動に対する意識はどのように変化するか」と明確にするといいと記述している。

また、藤田卓郎先生(福井工業高等専門学校准教授)は、「実践研究の利点として、実践研究の共有が自身の実践を振り返るきっかけになることが挙げられます。実践研究を他者と共有する際には、自身の指導文脈、問いを設定した背景、実践した指導やその指導を行うに至った経緯、データーの収集法・分析法やその解釈などを体系的に伝える必要がある」と論じている。実践研究を共有する人が必要であり、内容を共有することで、継続することもできるようになる。

「SDGsについて」

SDGsとは、Sustainable Developmental Goalsの略で、2015年に国連によって採択されたアジェンダ(行動計画)である。国際社会全体が、人間の活動によって起きている様々な諸問題を喫急の課題として認識し、2030年までに解決に取り組む合意文書である。以下の3点が強調されている。

● 我々は、すべての人々のためによりよい未来を作る決意をする。

● 我々は貧困を終わらせることに成功する最初の世代に成りうる。

● 同様に、地球を救うチャンスを持つ最後の世代になるかもしれない。

アジェンダの基本は、「No one left behind」(誰一人取り残さない)と佐藤真久先生(東京都市大学大学院教授)は語っている。

バランスの良い指導のた目に、「プレビューとしてのオーラル・イントロダクション」内田浩樹先生(国際教養大学教授)

「How(どうやって)を考える前にwhy(なぜ)をはっきりさせることが、正しいやり方に到達する近道です。」手段ではなく目的を明確にすること。「オーラル・イントロダクション(OI)によるプレビューでは、生徒が教科書の英文を読む前に、その要旨をやさしい英語で伝えるのが一般的。」私は文法導入と本文導入のとき、OIを使っている。「リーディングをする前に、そこに書かれていることの概略や物語文であればあらすじを伝えることができれば、生徒が難しい英文を読み進めるときの手助けになります。」スキーマを作ることが大切である。

今月の時事英語 「不要不急の」nonessential

コロナ関連でニュースでは「不要不急の」という言葉をよく聞くが、英語ではなんというのだろうとずっと疑問に思っていたが、案外簡単で、nonessentialだった。

スマートスピーカーにも気をつけて話をしないと

 実践ビジネス英語5月号 Lesson 4 「AIがもたらす新たな可能性」New Possibilities With AIを2週間聞いて

 今回はAIについて、がテーマである。将来はAIが私たちの仕事をいくつかになっていくだろうと言われている。現在でも、マーケティング、製造、販売を始め、顧客サービスやオンライン検索、職場管理、大量データ処理、人事の分野でも大きな役割を果たしている。私も5月連休明けに前から欲しかったスマートスピーカーを購入した。「天気を聞いたり」、「音楽を検索して聞いたり」、「Amazonでの購入履歴を聞いたり」、本当に重宝している。タブレットで打ち込むよりも口で言ったほうが早く、すぐに教えてくれるから便利である。わからないことやもっと知りたいことは改めてPCやタブレットで調べればよいのである。

In this digital era, we all need to be data scientist who know how to look at numbers and spot trends.

data scientist という職業があることに驚いた。意思決定者が大量のデータに基づいて合理的判断を行えるように、データ分析をサポートする。統計解析、ITのスキル、市場トレンドなどの幅広い知識が求められる、人気の職種であるとのこと。

When the weather turns bad, I like to just hole up at home and take a prefab meal out of the freezer.

Prefabはpre-fabricatedの略。fabricatedは「型づくる」という意味。pre-が接頭辞として付いているので、「前もって作られた、既成の」という意味である。しかし注目は、prehabは「プレハブ」という日本語にになっていること。日本では、住宅によく使われるが、英語ではいろんな商品に使われている。

In stead of heading into town and going to stores to look for the kind of shirts I thought I wanted, I asked my smart speaker to do a search. My handy digital assistant did the legwork for me, taking into account my purchase history and other data. I am pleased to report that it came up with some suitable options that matched my taste and budget.

シャツを買いに出かける代わりに、スマートスピーカーに調査させた。購入履歴や他のデータを比べて、どれが自分に合うか、情報収集させた。確かに、うちのスマートスピーカーも私がAmazonで購入した履歴や注文した商品がいつ届くのか答えることができる。家族に聞かれても恥ずかしいものは買っていないが、よくよく考えると、外に漏れる心配もあるので、スマートスピーカーと話をするときは気をつけてほうがいい。

washroomについて。toilet, convenience, lavatory, loo, WCが使われる。convenienceやlooという表記はまだ見たことがない。WCはWater Cabin(水車小屋)の略だと習った気がしたが、Water Closetの略だそうだ。

Big Brother doesn’t need to know everything we do.

会社が独裁的になって、我々がする全てを知る必要がない。Big Brother はGeorge Orwellの小説「1984」で描かれている全体主義的な監視国家のような、超管理主義を司る期間。Big Brother is watching you.(どこかで誰かに見られているぞ。)などと使うことがある。

Smart Speaker も購入以来、本当に重宝していて、手放せなくなってしまっている。しかし、AIがこれだけ生活に入り込んでくると、付き合い方を考えないと、プライバシーを盗まれていることに気付かないまま、お付き合いを続けることになりかねない。Big Brotherに支配される日も遠くないかもしれない。