スマートスピーカーにも気をつけて話をしないと

 実践ビジネス英語5月号 Lesson 4 「AIがもたらす新たな可能性」New Possibilities With AIを2週間聞いて

 今回はAIについて、がテーマである。将来はAIが私たちの仕事をいくつかになっていくだろうと言われている。現在でも、マーケティング、製造、販売を始め、顧客サービスやオンライン検索、職場管理、大量データ処理、人事の分野でも大きな役割を果たしている。私も5月連休明けに前から欲しかったスマートスピーカーを購入した。「天気を聞いたり」、「音楽を検索して聞いたり」、「Amazonでの購入履歴を聞いたり」、本当に重宝している。タブレットで打ち込むよりも口で言ったほうが早く、すぐに教えてくれるから便利である。わからないことやもっと知りたいことは改めてPCやタブレットで調べればよいのである。

In this digital era, we all need to be data scientist who know how to look at numbers and spot trends.

data scientist という職業があることに驚いた。意思決定者が大量のデータに基づいて合理的判断を行えるように、データ分析をサポートする。統計解析、ITのスキル、市場トレンドなどの幅広い知識が求められる、人気の職種であるとのこと。

When the weather turns bad, I like to just hole up at home and take a prefab meal out of the freezer.

Prefabはpre-fabricatedの略。fabricatedは「型づくる」という意味。pre-が接頭辞として付いているので、「前もって作られた、既成の」という意味である。しかし注目は、prehabは「プレハブ」という日本語にになっていること。日本では、住宅によく使われるが、英語ではいろんな商品に使われている。

In stead of heading into town and going to stores to look for the kind of shirts I thought I wanted, I asked my smart speaker to do a search. My handy digital assistant did the legwork for me, taking into account my purchase history and other data. I am pleased to report that it came up with some suitable options that matched my taste and budget.

シャツを買いに出かける代わりに、スマートスピーカーに調査させた。購入履歴や他のデータを比べて、どれが自分に合うか、情報収集させた。確かに、うちのスマートスピーカーも私がAmazonで購入した履歴や注文した商品がいつ届くのか答えることができる。家族に聞かれても恥ずかしいものは買っていないが、よくよく考えると、外に漏れる心配もあるので、スマートスピーカーと話をするときは気をつけてほうがいい。

washroomについて。toilet, convenience, lavatory, loo, WCが使われる。convenienceやlooという表記はまだ見たことがない。WCはWater Cabin(水車小屋)の略だと習った気がしたが、Water Closetの略だそうだ。

Big Brother doesn’t need to know everything we do.

会社が独裁的になって、我々がする全てを知る必要がない。Big Brother はGeorge Orwellの小説「1984」で描かれている全体主義的な監視国家のような、超管理主義を司る期間。Big Brother is watching you.(どこかで誰かに見られているぞ。)などと使うことがある。

Smart Speaker も購入以来、本当に重宝していて、手放せなくなってしまっている。しかし、AIがこれだけ生活に入り込んでくると、付き合い方を考えないと、プライバシーを盗まれていることに気付かないまま、お付き合いを続けることになりかねない。Big Brotherに支配される日も遠くないかもしれない。