2020年9月12日(土)に森会が中川地域交流センターで行われた。私を含めて5人の英語教員が集った。今回は、「指導と評価の一体化に関する参考資料」を今度こそは読み込んでいこうということで進められた。それぞれが参考資料の後半部分の割り当てが決められて、20分ほど個人で黙読、その後1人ずつ分担箇所を説明した。理解できないと嘆く場面もあったが、私がその都度解説をしながら、先へ進めて行った。
やはり、「主体的に学習に取り組む態度他」という3つ目の評価の観点で詰まることが多い。それはある意味当然で、今回から加わる観点である。今後10年間使用されるであろう観点であるが、前回そうであったように今後10年間で意味づけがどう変わるかわからない。移行措置期間である現在は、「粘り強さ」と「自己調整力」を図る観点であると言われているが、それも今後どうなるかわからない。今回勉強していて、思いついたこととしては、現在使用している振り返りカードの改定である。自由記述の体裁になっているが、子どもたちがあまりにも、「何を書いたらよいのかわからない」と言っているので、①めあてに対する振り返り、②本時でできるようになったこと、③わかったこととわからなかったこと、④本時で学んだことを次回にやってみようと思うこと、⑤発見した友達の素晴らしい部分、を書くように指導したところ、振り返りカードの書き方が変わった。「参考資料」には、その5つの項目を振り返りカードにあらかじめ記入しておいて、チェックボックス☑︎を用意し、✔︎を入れさせた項目について記入させるようにするとよいと書かれている。なるほど。すると、振り返る内容について焦点化でき、まとまった内容を記入することができる。
いずれにしろ、来年の4月に施行されるまでに準備が必要だ。まず、CAN-DOリストの見直しが必要だ。指導要領が変わる、教科書が変わる、子どもたちも変わる、発達段階も変わる、学校のCAN-DOを見直さなければならない。次に、学年の達成目標を適切に定めて、評価計画を入れながら学年計画を立てる必要がある。さらに、3観点と5領域のクロス評価を立てる必要がある。
まさに、すべきことが山積しているが、そのことに気づかせてくれた森会に感謝している。