「シン・ウルトラマン」を観て

2022年6月5日(日)にイオン津南に「シン・ウルトラマン」を観に行った。冒頭のタイトルバックで、「シン・ゴジラ」❌→「シン・ウルトラマン」としたことが印象的だった。イントロダクションは何もなく、最初からドキドキする戦闘シーンばかりで、画面に吸い込まれていく自分がいるのがよくわかった。

メフィラス星人との地球を巡る攻防についての語り合い、ゼットンが登場するも我々が知っているものとは程遠い機械のような異星人としての描かれ方、ダダ、バルタン星人など、まだまだオールドファンには必見の禍威獣(「シン・ウルトラマン」では、「怪獣」ではなく、「禍威獣」として表現される)の不登場に少し不満は感じた。

それにしても、ウルトラマンをリアルに観ていない現世代も、リアルで見ていて、神様のように感じている私たちの世代も満足できる作品となっていて、楽しかった。友情や地球愛がメインで描かれているようだが、行政の動きや政府の裏での動きなどがもよく見えて、その部分では「シン・ゴジラ」よりも少ない描写ではあったが、面白かった。

それよりも何よりも、長澤まさみの脚に妙にこだわりがある展開が気になった。そのシーンだけは、他の描写は全く目に入らず、一点集中だった。

以下はあらすじ(映画.comより)

最初から終わりまで、日本を代表するSF特撮ヒーロー「ウルトラマン」を、「シン・ゴジラ」の庵野秀明と樋口真嗣のタッグで新たに映画化。庵野が企画・脚本、樋口が監督を務め、世界観を現代社会に置き換えて再構築した。「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる謎の巨大生物が次々と現れ、その存在が日常になった日本。通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」を設立。班長の田村君男、作戦立案担当官の神永新二ら禍特対のメンバーが日々任務にあたっていた。そんなある時、大気圏外から銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため禍特対には新たに分析官の浅見弘子が配属され、神永とバディを組むことになる。主人公・神永新二を斎藤工、その相棒となる浅見弘子を長澤まさみが演じ、西島秀俊、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、田中哲司らが共演。劇中に登場するウルトラマンのデザインは、「ウルトラQ」「ウルトラマン」などの美術監督として同シリーズの世界観構築に多大な功績を残した成田亨が1983年に描いた絵画「真実と正義と美の化身」がコンセプトとなっている。

2022年製作/112分/G/日本
配給:東宝