英語教育2023年4月号を読んで

第1特集 「英語が苦手」を減らすために ブリッジ指導からスタートする新学期 第2特集 多様な進路の高校生へ 英語に自信をつける指導がしたい 特別特集 PISA2022から英語教育が考えるべきこと

中学英語の定着を促す高校での活動ー「不動のブリッジ」遠藤久美子(不動岡高等学校教諭)

Strip Story Stripとは短冊のような細長い紙片のことで、5枚のStripに書かれた異なる英文をグループで話し合いながら並べ替えて、ストーリーを再生する活動。すべて口頭で行うことがポイント。Loud Speakerはディクテーション活動なのだが、CDや端末などの音声を聞いて書き取るのではなく、生徒の話す英語を書き取っていくという活動。一人の生徒が前に出てきてヘッドセットをつけて音声を聞き、聞こえてくる英語をシャドーイングする。それをその他の生徒がディクテーションしていく。生徒がシャドーイングするわけなので、音声の全部を網羅できるわけではなく、書き取ったディクテーションシートは虫食い状態になる。この虫食いの部分をどう埋めていくかが、この活動の醍醐味でもある。

意外と通じる!?発音バラエティ 第1回 saysは“セズ”と読まないとダメ? 三浦弘(専修大学教授)

sayの3人称単数現在形saysの発音は「セズ」、過去形saidは「セド」であると学校では厳しく指導され、それ以外の発音は誤りとされる風潮があるが、イギリスやオーストラリアの英語では「セイズ」と「セイド」も普通に使われている。生の英語発音を手軽に調べるには、YouGlishという、YouTubeの動画から目的の語句の使用例を全て選び出してくれるサイトが便利。

https://youglish.com/

日本語文法講座 第1回 主題や対比を表す助詞の「は」 高嶋幸太(立教大学兼任講師)

「その本はヘミングウェイが書いた」という構造は、「ハガ構文」と呼ばれる。日本語は主題を重視するため、主語優勢言語(topic-prominent language)と言われ、英語は主語を重視するため、主語優勢言語(subject-prominent language)であると、言われることもある。

「パーマーが残したものー語研の財産」浅野伸子 「語研ジャーナル」第22号

パーマの残した貴重な英語教授法が、少しだけわかる。p.75

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