『劇場版ドクターX FINAL』を観て

#そもそも、邦画はあまり観ない。だけど、観てよかった。

邦画を避けがちな私が、「これは絶対観るべき」と友人に熱く勧められて、意を決して足を運んだ一本。それが『ドクターX~外科医・大門未知子~』の劇場版だ。12年間も続いたドラマの完結編と聞いて、正直「これまでのシリーズを知らないで楽しめるのか?」と心配だった。だが、その心配は杞憂に終わった。映画だけでも十分に引き込まれる内容で、結果的に観に行ってよかったと思えた。

西田敏行のラスト作品という特別感

この映画を観る理由の一つに、西田敏行のラスト作品であることもあった。彼の演技がこの作品に深みを与え、観る者に強い余韻を残す。長年のファンならずとも、彼の姿をスクリーンで見届ける価値はある。

大門未知子の「秘密」が明らかに!

本作では、これまで謎に包まれていた主人公・大門未知子が「なぜ高額を請求する天才外科医になったのか?」という彼女の過去が明かされる。このバックストーリーが映画全体に新たな奥行きを与え、キャラクターにより感情移入できる仕掛けになっている。

ストーリーの魅力

物語は、東帝大学病院の新院長・神津比呂人(染谷将太)が徹底的な合理化を進める一方で、彼の双子の弟で医療機器メーカーCEOの多可人(西畑大吾)が背後で資金提供を行うという、現代的かつ複雑な医療事情を背景に展開する。未知子の師匠・晶(西田敏行)との関係や、広島で明らかになる彼女の過去の秘密など、見どころが満載だ。物語が進むごとに明かされる謎が、観客を最後までスクリーンに釘付けにする。

新キャストも豪華!

おなじみの米倉涼子、田中圭、内田有紀らに加え、『陰陽師0』の染谷将太、『忌怪島』の西畑大吾、『カラオケ行こ!』の綾野剛、『HOMESTAY』の八木莉可子など、新たな顔ぶれも加わり、物語に新しい風を吹き込む。それぞれの個性が作品の中で輝き、全体をさらに魅力的にしている。

結論:観る価値、大いにアリ!

「ドラマを観ていないから楽しめないかも…」と思う人も、この映画単体で十分に楽しめるので心配はいらない。邦画を普段観ない私が心底「面白かった」と思えた一本。『ドクターX~外科医・大門未知子~』の劇場版、ぜひ観てほしい。

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