ジュラシックワールド復活の大地 ― 息を呑むスリルと感動の2時間
映画批評サイトでの評価が、公開当初よりやや低めだったので「なぜだろう?」と思いながら劇場へ足を運びました。しかし、結論から言えば――かなり面白い!
上映時間2時間、時計を見る暇もなく、あっという間にエンディングを迎えました。
あらすじ
『ジュラシックワールド/復活の大地』は、恐竜たちが人間と同じ地球上で自由に生きるようになって数年後の世界が舞台。人類と恐竜の共存は理想通りにはいかず、食物連鎖の頂点に立つ生物たちとの関係は、緊張と危機に満ちています。
物語は、違法な恐竜取引や企業の思惑が絡み合う中で、オーウェンとクレア、そして成長したメイジーが再び命懸けの冒険に挑む姿を描きます。トリケラトプスの子どもや翼竜、そして巨大な肉食恐竜との遭遇は、観客の心を掴んで離しません。
魅力的なシーンの数々
迫力満点のアクションシーンはもちろん、
- 息を呑む追跡劇
- 闇夜に響く恐竜の咆哮に震える瞬間
- トリケラトプスの子どもが人間に懐く微笑ましい場面
と、緊張と癒しのバランスが絶妙です。恐竜映画にありがちな「ただ怖いだけ」ではなく、生命への畏敬や、仲間との絆も感じられます。
自分を重ねてしまう物語
物語の中で、一人のビジネスマンが仲間を裏切る展開があります。観ながらふと、自分がこの極限状況に放り込まれたら、最後までみんなを信じ、裏切らずにいられるだろうか――と考えてしまいました。
本当は心配しても仕方がないのですが、映画の世界観に深く入り込み、自分を登場人物に重ねてしまうほど没入していた証拠です。
総評
評価が低めだった理由は、もしかするとシリーズの“王道”を守りすぎていることにあるのかもしれません。新しさより安心感、予想外の展開より「これぞジュラシック!」というお約束が詰まっている。しかし、その王道こそがファンにとっての魅力でもあります。
少なくとも私は、大満足でした。シリーズファンなら間違いなく楽しめるはず。ジュラシックワールドは――やっぱり裏切らない!