英語教育2023年8月号を読んで

英語教育2023年8月号 大修館書店 第1特集 忙しい毎日の中で・・・「教師の英語学習」を豊かにしよう 第2特集 誌上シンポジウム 英語スピーキングテストについて考えてみよう

ICT活用の大ワザ・小ワザ 第17回音声の編集 高橋有加(広島大学助教)

Audacityという無料のソフトウェアを使った音声の編集についての紹介 音声の録音・保存、音声の切り貼り・コピー・削除、無音の挿入・ノイズの低減、部分的な音量の増幅などが機能。

https://www.audacityteam.org/download/からダウンロードできる。

Otterと言う文字起こしアプリとELSAという発音練習アプリがある。

英語教育2023年7月号を読んで

英語教育2023年7月号 大修館書店 2023 Vol.72 No.4

第1特集 児童生徒の思考力を伸ばすために 「発問」の技術を磨く 第2特集 文字指導✖️教材作成 お助け誌上ワークショップ 第3特集教師の成長を支える大学院での学び

英語授業✖️デジタルでしたいこと、できること 第4回マルチモダリティを活用しよう バトラー後藤裕子 佐橋恵子 岡澤永一先生

PhotoSpeakというアプリがある。それは、アプリ内のカメラで撮影下絵や物や人物に、使用者が録音した音声を追加することができ、しかも顔の動作が自動で追加され、まるでその対象物が本当に話しているかのように演出できる。受動態を学習する教科書の単元で、日本の伝統文化について紹介するというまとめの動画作成をPhotoSpeakを使用するといい。

教科書本文をもとに教師と生徒のやりとりを促す発問とは 田中武夫(山梨大学教授)

テキストで述べられている事実を確認するような発問は事実発問(fact-finding questions)。テキストに直接述べられていない情報を推測させる発問は推論発問(inferential questions)。読んだことをもとに生徒の考えや経験を引き出す発問は、評価発問(evauative questions)。

文字指導✖️教材作成ワークショップ質疑応答とアーカイブ動画のご紹介 編集部

英語の文字を書くことに少なからず抵抗感がある子どもを指導する先生へのアドバイス動画(動画:株式会社モリサワご提供)

英語教育2023年6月号を読んで

大修館書店 英語教育2023年6月号 2023 June Vol.72 No.3

第1特集 あらためて知っておきたい 英語指導技術の再点検 第2特集 実践投稿でシェアする わたしの授業・工夫のしどころ Part2

音読指導の要点ー生徒に配慮した段階的設計 浅野伸子(小山台高校)

Model Reading 教師が読むことで到達目標を示す。生徒はモデル音声を聞きながら、文字と音声の突き合わせを行い、理解したことを確認する。途中で文字情報を見失うことが内容に、鉛筆の先で文字を追い、後述のように区切り等を記入しながら聞く。教師はここの単語の発音だけで無く、文を区切る場所や全体のリズムなどにも注意を向けさせるような読み方をする。区切りの前が上げ調子なのか下げ調子なのかを矢印でメモさせると良い。

訂正フィードバックーどんな場面、活動、どんなフィードバックを 太田洋(東京家政大学教授)

どのような場面でCF(Corrective Feedback)をするか T: What did you do yesterday? S: I go to Sapporo yesterday. T: Oh, you went to Sapporo yesterday. これはリキャスト(コミュニケーションの流れを止めずに、こういえばいいと正しい形を示す)

[聞きたい!]を引き出す イントロ作成指導ー30秒で伝えるブック・プレゼンテーション 佐伯卓哉(早稲田大学高等学院)

導入の型を提示・説明する 1 つかみ TED Talksのつかみを利用する。① 3 things I learned while my plane crashed(ストーリー)② How to motivate people to do good for others(質問)③ Teach every child about food(衝撃的な数字やデータ) 2 背景 本題に入る前に、聞き手が知っておくべき背景情報を説明する。 3 目的 一般的に導入の最後はプレゼンの目的と流れを明示することが多い。

小テスト、定期テスト、実力テスト 校内テストを使い分けるための基礎知識 深澤真(琉球大学准教授)

良いテストを作るために 良いテストは、高い妥当性(validity)、信頼性(reliability)、実行可能性(practicality/feasibility)、をバランスよく備えています。妥当性とは、教師がテストで図りたいと思う力(構成概念)を測っているかどうか、使用目的に合っているかどうかのことです。テストの使用目的には生徒がテストに向けて勉強することも含まれるので、テストが学習や指導、社会に与える影響を波及効果(washback)妥当性に含まれます。信頼性とは、テストを受けた状況や採点者、設問に関わらず、テスト結果が一貫しているかどうかです。実行可能性とは、時間や費用、労力の面でテストが作成・実施・採点・解釈しやすいかどうかのこと。

「はじめての英語史」を読んで

「英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史」堀田隆一 2016年初版 研究社

・ アグロの土地(Englaland)」が転じて「イングランド(England)」と呼ばれることになった。

古英語や中英語の子音は後の時代に特定の環境において失われ、その痕跡は少なからぬ単語の綴字において、黙字として現在に伝わっている。例として、climbやlistenには、bとtが発音されない綴字として含まれているが、両者は古英語では発音されていた。

・基本はaだが、母音で始まる後にはanを用いる」という説明を逆転させて、「基本はanだが、次に来る語が子音で始まる場合にはaを用いる」不定冠詞a(n)は、歴史的には数詞oneの弱形に過ぎず、もともと語尾にn音を持っていたからである。次に来る語が子音で始まるときには、子音連続を避けるかのように、nの脱落したaがしばしば用いられるようになった。不定冠詞という意味的に弱い語類において、もともと語形が弱化する傾向にある。不定冠詞、代名詞、前置詞のような、通常強勢の置かれない弱い語類において、子音で始まる後の前でnが脱落することは、英語史上稀なことではない。

・名前動後とは。2音節後は、名詞でも動詞でも強勢が第1音節に置かれる。comfort, accessのように。本来ある品詞に限定されていた語が、別の品詞として使われるようになる過程を、品詞転換と呼ぶ。

・oftenで、[t]が発音されなくなったのは、3子音の連続において、中音が脱落するという、英語発音の一般的な傾向と一致する現象である。他追えば、castle, Christmas, listen, softenなどは[t]は書かれていても、発音されない。

・なぜfiveに対してfifthなのか。もともと、5はfifで、その序数がfifth。fifの形容詞系がfife(フィーフ)→five(フィーヴ)→five(ファイヴ)へと発音しやすいように語形が変化した。wolf→wolves

・goの過去形がwentになるのは。wentの現在形はもともとgoではなく、wend(向ける、向かう)だった。現在ー過去ー過去分詞形のように一定のパラダイムがあるとき、そのいずれかのスロットに、まったく語源の異なる形態が入り込むことがある。これを補充法という。good-better-best, bad-worse-worstのように。

・英語には未来時制はない。その代わりに助動詞を使って意志や義務を表す表現はあった。しかしながら、willやshallなどの本来的に法的な機能(「~したい」「~すべき」)などの心的態度を表す機能)をもつ助動詞が、意志や義務の意味を弱め、単純に時間としての未来を表すよう方へと文法化したことにより生じた。

・なぜ英語人名の順序は「名+姓」なのか?昔は名字がなかったため、Johnだけだったが、地名や職業名などを適当な識別子として用いて、「○○のジョン」などとよばれるようになった。この場合、X’s Johnではなく、John of Xが普通だった。通常England’s kingとは言わずthe king of Englandというとおりである。John of carpenterから、John Carpenterになる。

英語教育2023年5月号を読んで

英語教育2023年5月号 大修館書店 May 2023 Vol.72 No.2

第1特集 新学期の指導に裏付けを 言語習得なぜなに相談室 第2特集 ジャンルに応じた読み方を テキスト別読解指導

第二言語習得と英語教育ー今なにがどこまでわかっているのか? 和泉伸一(上智大学教授)

意味と文脈のある良質のインプットが多くなってきている。だが、文法に関する例文などは、構造を示すだけの無味乾燥な文の羅列となっている場合がまだ多いようである。そのため、授業で例文を提示する際は、教師がインプットに「命」(意味や文脈)を吹き込んであげる必要があるだろう。教科書本文でも、習得に役立てるためには、そこに書かれている内容やメッセージについて生徒と一緒に考えることが必要である。意味あってこその言葉である。

支援(scaffolding)とは生徒主導の活動で教師が与えるさまざまな援助のことを指す。

テストで言語習得を支援しよう 鈴木祐一(神奈川大学准教授)

音読テストについて

単語や表現を穴埋めにしたプリントを使って音読テストを行う。このような穴埋め音読は、本文にある表現を定着させるための指導にも使われますが、意味を考えずに音読するいわゆる「カラ読み」を防ぐことができる。音読は生徒にとって負荷の高い活動であるので、意味を考える余裕はなく、文字を音声化するだけのカラ読みになりがちである。音読プリントで、強調して読む単語・表現を穴埋めにしてみるのもいい。

発音指導のゴールは、英語母語話者の発音に近づくことよりも、聞き取りやすさを表す明瞭性を高めること。単語や文のどこが強調されるのかというプロソディーを教えること。

外国語学習におけるワーキングメモリのはたらきとは 林裕子(佐賀大学准教授)

ワーキングメモリ(作業記憶)は、課題を遂行するために情報を一時的に保持しながら、並行してその情報を処理する機能を果たす、目標思考型の記憶システムである。この「並行処理(保持・処理)」の機能が情報の保持のみを司どる短期記憶や長期記憶とは異なる点である。例えば、金額を暗算してお釣りを渡す。文章理解のために読んだ内容と既存の知識を絶えず照らし合わせるなど、ワーキングメモリは日常生活のさまざま行動場面で必要な高次認知を支える認知資源である。

タスク・ベースの言語指導にかかわる疑問に答える 田村祐(関西大学准教授)

意味中心の活動を中心としながら、どれだけ学習者の注意を形式に向けることができるか、というFocus on Formの考え方である。つまり、学習者が活動やタスクに取り組む際に、意味理解・意味伝達のために言語を用いていれば、指導のターゲットとなる文法は事前に決めておいても、活動の中で頻繁に観察された誤りや用言などを事後的に取り上げても良い。

教科書に載っている活動をもとにタスクを作る際には、「意味中心であること」、「ギャップがあること」、「学習者が主として自身の言語的・非言語的リソースに頼ること」、「明確に定義されたコミュニケーションの成果があること」

テキストタイプに応じた中学生への読解指導 前田宏美(立川国際中等教育学校教諭)

チャートやマップといったグラフィック・オーガナイザーはテキストタイプを図式化していることが多いので、その特性を利用して、生徒に読んだ内容を再構築させることで、主体的な読みを促進させることができる。

家庭学習での自己調整学習により英語能力の基礎を育む 宮迫靖静(福岡教育大学教授)

悩みの種になっている家庭学習において、リテリング・音読・シャドーイング等を行えば、学習者はコミュニケーション能力の基礎を身につけながら自己調整力を開発できる可能性がある。

家庭学習では、模倣段階から自己管理段階に移行できるように練習していきます。モニタリングや活動の記録をし、自己査察に活かします活動記録は教師に定期的に提出させ、フィードバックを与えると家庭学習が継続しやすいでしょう。

自己評価においては、ICTが活用できますが、特に音読に関しては、音読アプリの評価ソフトウェアが充実している。テキストの読み上げ機能に始まり、音読の採点をしてくれるものまであります。こうなると、教師の役割は、学習者の動機付けを保持・継続させることが中心になるでしょう。

「グレイスレス」を読んで

グレイスレス 鈴木涼美 著 文藝春秋 2023年1月14日第1刷

高橋源一郎の「飛ぶ教室」で紹介されて、ご本人の鈴木涼美さんも後半のインタビューに出ていたので、非常に興味を持って読んだ。

鈴木涼美さんは慶應義塾大学在学中にアダルト作品に出演経験がある。キャバクラなどでも働きながら、東京大学の大学院で修士を取ったりもしている。この人の生き方や考え方はどうなっているのだろうと、相当気になったりしていた。

この作品の主人公は、アダルトの撮影現場で働くメイク。ご本人の実体験からか非常に詳細に生々しく現場の様子が描かれている。女優や男優の仕草がとても細やかに描かれており、新人女優の苦悩なども描かれている。

主人公はその反面、私生活では都心から離れた古い一軒家に住んでおり、そこでの祖母との生活がとてもゆっくり時間をかけて過ごしているように描かれている。年老いてもアクティブに走り回る祖母に憧れを感じながらも、日々の仕事に忙殺されて、生きたい方向へもなかなか行けずにもどかしい思いをしている。

両親は外国へ行ったまま帰ってこない。帰ってきても主人公を可愛がるそぶりはするが、自分のことで精一杯である。

一生懸命自分を自分の生きたい方向へ向けようと苦悩する姿がとても胸を打たれた。

私は今自分が本当にしたいことをしているのか。みんなのために良かれと思ってこだわってやっても、みんなは楽がしたいようだ。若者たちはまだ20年も、30年も働かなければならないのに、自分を高めようとする気持ちが薄すぎる。一つのことにこだわって頑張り続ければ、人間国宝のように技を極めた職業人なれると思う。そうすれば、仕事は趣味を超越したものにもなるし、楽しくて仕方がなくなると思うのだが。だから、こちらもこだわってたくさんのことを教えたいと思うのだが、なかなか靡いてくれないと感じるのは、私のわがままでエゴなのかもしれない。自分の力を高めるだけでなく周りの人の力も高めていきたいということが、私が本当にしたいことである。だから、それができないのなら、もう辞めて、違う道を探るというのも一つの「手」かもしれいない。

英文学者がつぶやく「英語と英国文化をめぐる無駄話」

英文学者がつぶやく「英語と英国文化をめぐる無駄話」安藤聡 平凡社

定期的に会って(と言っても3ヶ月に1回くらい)情報交換をしている英語の先生(現在は教育委員会にお勤め)に、いただいた本。とてもおもしろくて、それでもサッと読まないで、じっくり考えながらメモしながら読んだ。

↓は明治学院大学の学生の書いた書評(西宮希十花さん(英文4年)、川路楓花(英文4年)さん)

書評【 英文学者がつぶやく 英語と英国文化をめぐる“無駄話”】

英国文化を豆知識で学ぶ

本書は、英文学者である筆者が実際に研究をして得た、ネットで調べても知り得ない英国の豆知識が多く書かれていることがポイントである。

第1章の内容は、英単語について書かれている。次に第2章では、英国ならではの発音、方言について書かれている。

ここまで読むと、汎用性の高い英語の知識というより、イギリス英語という言語を学んでいる感覚になる。と言っても、語学書のような内容ではなく、知っていたら得をする知識である。しかしそれが英国を面白いと思うきっかけとなり、もっと知りたいと思わされるのである。

第3章で英国の土地について、文学作品を取り入れながら英国風景について綴られている。

最終章では、英国文化について書かれている。

ここまで読んだら、もうあなたは英国の虜になっているだろう。何も知識がない状態でも分かるような平易な言葉で書かれているので、英語だけでなく、英国の風景、英国文化についても容易に学ぶことができる。

この本は英国に興味がない人から興味のある人まで万人が楽しめる本であると言える。英国について学ぶのに1歩踏み出す勇気がない人は読むべきだと思う。1度読み始めたら、いつの間にか1冊読み終え、英国の世界に引き込まれているはずである。そしてその頃には、英国へ旅したくなっているだろう。

ここからは、私が気づいたところ、メモしたいところについて

英国、特にイングランドの地名は容易に解読できる。オクスフォードは「牛の浅瀬」、テムズ川の水深が、牛でも歩いて渡れるほどに浅くなっている地域。ケインブリッジなどの◯◯ブリッジは「キャム川に橋がかかっている場所」。マンチェスター、ウインチェスターなど、◯◯チェスターは、城塞を意味するラテン語から来ている。カンタベリーなど、〇〇ベリーは、アングロサクソン語で「城塞」を意味する。ポーツマスなど、◯◯マスは、「mouth」で「河口」を意味する。ウィンブルドンなど、〇〇ドンの「ドン」は「丘陵」を意味する。これらの街はみんな丘陵地帯に位置する。ノッティンガムなど、語尾に「ハム(アム)」が付く場合、homeの古い形で、villageより小さい村を表した。

英語教育2023年度4月号を読んで

英語教育2023年4月号 大修館書店 April 2023 Vol.72 No.1 第1特集「わたしの授業準備ルーティン」大公開 第2特集 そろそろ変えませんか? 英語教育の◯◯◯◯

ウェルビーイングとは「よい状態・よいあり方」から転じて「持続可能な幸せ」と訳される。Spiritual, Physical, Intellectual, Relational, Emotional(ネガティブな感情も受け入れる、レジリエンス力を持つ) Well-beingの5つがある。

There is a girl and two boys in the room. とThere are two boys and a girl in the room.は「近接規則」という。there構文で、beどうしに続く意味上の主語の名詞句が等位構造の時には、be動詞が直後の等位項に一致することがよくあると述べ、There are / is a pen and three sheets of paper on the desk.では、areよりisの方が自然であると指摘している。

「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」を観て

2023年5月13日(土)にイオンシネマ津南11:50からの回で鑑賞した。同居している三女が登山に行く予定が天候がすぐれないためキャンセル、珍しく私たち夫婦を映画に誘ってきた。多分、初めてのことだ。娘曰く、「前評判が良すぎて、『過去一』というコナンファンが多いらしい。私の友人で4回も観たという人もいるほど」。かなり期待が大きく、原則としてアニメは観ない、ましてやコナンは初めてという私はワクワクが止まらなかった。

↓にはあらすじ。(eiga.comより)

大ヒットアニメ「名探偵コナン」の劇場版シリーズ26作目。

世界中の警察が持つ防犯カメラをつなぐ海洋施設「パシフィック・ブイ」が東京・八丈島近海に建設され、本格稼働に向けて世界各国のエンジニアが集結。顔認証システムを応用した、ある新技術のテストが行われていた。一方、コナンたち少年探偵団は、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていた。するとコナンのもとへ沖矢昴(赤井秀一)から、ユーロポールの職員が、ドイツで黒づくめの組織のジンに殺害されたという知らせが入る。不穏に思ったコナンはパシフィック・ブイに潜入するが、そこでひとりの女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生。そして、八丈島に宿泊していた灰原のもとにも黒い影が忍び寄る。

物語の舞台となるインターポールの海洋施設「パシフィック・ブイ」の局長・牧野洋輔役で沢村一樹がゲスト声優出演。監督は「名探偵コナン ゼロの執行人」を手がけた立川譲。

2023年製作/109分/G/日本
配給:東宝

おもしろかった。でも、数カ所でウトウトしてしまった。娘曰く、「どこが過去一??」コナン好きの連れ合いも、「まあ、おもしろかった!」という感じ。一応、評価は4.0とかなり高い。

まず登場人物がよくわからない。コナンの友だちの「ゲンタくん」は、確かに吉本新喜劇の川端に似ている。赤井秀一は、声を池田秀一(シャアの声)がやっている。古谷◯◯という人物の声を、古谷徹(星飛雄馬の声)がやっている。声優の大御所2人をこんな場面で起用していることは、とても興味深く、私たちおじさんも楽しめる。

設定は素晴らしい、ストーリーもおもしろい。何か一つ足りない感じが。

英語教育2023年3月号を読んで

英語教育3月号 The English Teachers’ Magazine March 2023 Vol.71 No.13

第1特集 新課程の小中高の英語教育を振り返る 第2特集 児童生徒の「質問力」を育てよう

新課程の中学校で生徒の学びをどう変わったか 佐藤大樹(信州大学附属長野中学校教諭)

外国語科の目標である「簡単な情報や考えなどを理解したり表現したり伝え合ったりするコミュニケーションを図る資質・能力」を育成するためには、「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方」を働かせること(外国語で表現し合うため、外国語やその背景にある文化を、社会や世界、他者との関わりに着目して捉え、コミュニケーションを行う目的や場面・状況等に応じて情報を整理しながら考えなどを形成し、再構築すること)

「これは誰に(対して)書いているのですか」→場面:Christmas is coming soon. I’m thinking about the present for my son. But I don’t have good ideas. 目的:What is a good Christmas present for my son? 状況:What does he like to do? How old is he? Which does he like to play, inside or outside? How much money can you use?

メモ

実践研究→教師が自身の指導文脈において、実践の理解や課題の改善を目的として行う研究

アサーティブコミュニケーション→相手の気持ちや考えを尊重し、その上で自分の気持ちや考えを誠実に、状況に合わせて、相手がわかるように率直に伝える自他尊重のコミュニケーション

発問は3つのタイプがある→事実発問(テキストで明示されている情報で答えられる)、推論発問(テキストに直接答えがない内容を推測させる)、評価発問(テキストに書かれた内容に対する自分の意見や考えを答えさせる)

旧情報は文頭付近に、新情報は文末付近に現れる傾向が見られるという談話における「新旧情報の原理」

「play tennisは無冠詞なのに、play the guitarにはなぜtheがつくのですか?」→tennisは不可算名詞だからtheがなくても使えるが、guitarは基本的に可算名詞であり、無冠詞単数形では使えないから