「学校の先生も答えられない『英語のなぜ?』がわかる図鑑」を読んで

学校の先生も答えられない「英語のなぜ?」がわかる図鑑 伏木賢一監修 青春新書

時間潰しに津駅の3階にある別所書店に立ち寄った時に見つけた本。面白そうだったので読んでみることにした。「学校の先生も答えられない・・・」と始まるタイトルなので非常に挑戦的なタイトルなので気になった。確かに「挑戦的」だが、答えられないのは事実である。何度教えてもらっても、何度雑誌や本で読んでも覚えられないことがまとまっているので、授業に活かせる内容である。

Can you〜?よりCould you〜?の方が丁寧な表現なのはなぜ? 英語の過去形は距離感を示し、「時間的な距離感」だけでなく、「現実と実現できない距離感」や「人間的な距離感」を示すから。

ピリオドとカンマについて ピリオドは文の終わりや文字の省略を示す。カンマは3つ以上の項目を並べる、主語が異なる文章をつなぐ、接続副詞を使う時に打つ。

コロンとセミコロンについて コロン ①「例を示す」We need three things: walk, bread, and money. ② 「詳細を説明」I can drink: I am 22 years old. ③「引用する」My mother told me only one thing.: “Never give up!” セミコロン「表現の区別を示す」There were a lot of children from Tokyo, Japan; Soul, Korea; Shanghai, China.

willとbe going toのちがい willは「とっさに思いついた「意志・意思」で「〜するつもり」。be going to〜は、すでに予定を立てていて、今、それに向かって進んでいる状態。「予定・計画」”Clean up your room.”→”Yes, I will. I am going to do it tomorrow.”

確実性について probably 80% perhaps 50% maybe 30%〜50% possibly 20〜30%

mustとhave toのちがい mustには話し手の意思や主観、信念が含まれ、「是非とも〜しなければならない」、 have toは周囲の状況や事情から「〜せざるを得ない」、「〜した方がよい」 I must go there next week. (行かなくてはならない) I have to go there next week.(行かざるを得ない)

a appleではなくて、an appleなのはなぜか? 元々名詞にはanをつけていたが、[an+名詞]は発音しにくいので、nが抜け落ちて、[aをつける]というルールが定着した。

sheepはなぜ単複同形? 群れで暮らし、しかも狩猟や食用の対象となった動物は、単数と群れ(複数)を区別する必要がないから。

studyの三人称単数現在形の時の-sは、studysではなく、studiesになるのはなぜか?studysは[スタダイズ]という発音になってしまうため、元のstudy[スタディ]の発音がわかりにくくなってしまい、studies[スタディーズ]という発音にした方が元のstudyがわかりやすいため。

-erをつけるものと、moreを使うものがあるのはなぜ? 音節が3つ以上の単語にerをつけると発音や聞き取りが難しくなり、2音節でも語尾によってはmoreになることもある。-ous, -ly, -able, -ful, -ive, -lessの単語もmoreを使う。

最上級にtheをなぜつけるのか? 形容詞の比較表現では最上級の後に名詞が省略されていると考えるから。He is the tallest (student) in school. (studentが省略されていると考える。)He can run fastest in school. (fastestは副詞の最上級なので、後ろに名詞が省略されていないので、theをつけない)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です