英語教育2021年3月号を読んで

英語教育3月号(大修館書店)2021 Vol.69 No.13.  第1特集 自分で学ぶ力が必要な今「英語が苦手」をどうサポートするか 第2特集 学校ICT・大学入試はどう変わる?

生徒の「わからない」を受け止める必然性・くりかえしを意識した発問づくりへ 松尾真太郎(神奈川県立新栄高校教諭)

授業のテンポをよくするためには、「必然性」と「2回聞く、2回考える」をキーワードに進めることが大切である。例えば、フードバンクについての内容を取り扱う場合、昨晩何を食べたのか思い出させるところからインタラクションを始める。ブレインストーミングして、いろんなアイディアが頭に浮かぶようにする。「2回…」については、先生側が気をつけること。1回聞いても生徒に伝わらない場合は、2回目はわかりやすくゆっくり質問することが大切である。「2回考える」は、生徒に質問したり指示したりする時に、どう言えばわかりやすい質問(指示)になるのか、「今考えること」。2回目は、授業後に「どう言えば良かったのか」「後で考えること」。

今月の時事英語 西森マリー

Strike ‘himself’ or ‘herself’ and insert ‘themself’. 「彼自身、彼女自身」を廃し、「ゼムセルフ」を使用する。

指導の当たり前を疑う 奥住 桂 帝京大学講師 「使う文法を指定するのって必要?」

「思考・判断・表現」の指導においては、生徒は特定の文法事項などの使用を強要されず、既習の知識をフルに使って目的を達成することが求められます。「正確さ」ではなく、「適切さ」を指導・評価していければよいのだと思います。

新出の文法事項が使えるようになった、ということよりも、その文法事項を使ってできるようになったことがある、という部分を評価しなければならない。さらに、できるようになった仕組み(単元末活動)を作る中で、必ずしも新出の文法事項を使用することはなく、その場合、表現活動がスムーズにできているかどうか、相手意識に立って表現されているか、目的・判断・状況を踏まえているかという部分が大切になってくる。

小学校英語One pointアドバイス 加藤拓由 岐阜聖徳学院大学准教授 単元のゴール活動の工夫と評価(後半)

単元のゴール活動を評価する場合、必ず、適切なルーブリックを設定して、それを活動を行う前に、生徒に配付し、明確なゴールを示すことが大切。

小学校英語 教科書活用のヒント 「将来を見据えた英語指導」 町田智久(国際教養大学准教授)

ラーニングピラミッド 5%講義 10%読書 20%視聴覚 30%実演 50%グループ討論 75%自ら実践 90%他人に説明

English Beyond Words: The Culture of American English “Setting Realistic Expectations(4):The Secret Is Confidence (J・Reese) ‘The Secret Is Confidence’

When anyone ask you if you can speak English, please reply with “YES, just not all of it”. Please do not reply with, “a little”. “A little” is the modest answer, and modesty has no place in English. Using the words, “a little”, has the nuance of saying, “English is a big language, but I only speak a little.” Instead, when you profess, “yes, just not all of it”, there is confidence built into that answer, The nuance is, “English is a big language, I can speak English, but I am ok with not speaking all of it”. By saying, “Yes”, you’re acting confidently, and using English the way the rest of the world uses English.

よく、”A little.”と答えてしまう時があるが、そもそも「控えめ」や「謙遜」という概念は英語にないので、自信を持って、”YES, just not all of it.”と答えたい。「英語は重要な言語だけど、全部を話せる訳ではないです。」

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