英語教育7月号を読んで

英語教育7月号 大修館書店 July 2021 Vol.70 No.4

第1特集 自然な場面設定で 「使える」にシフトする文法指導  第2特集 何を・どう学べる?「教職大学院」  第3特集 気軽に参加してみよう 夏のオンライン学会「推し」プログラム

「自然な場面で英語の形式に触れる小学校英語の指導アイディア」 長沼久美子(横須賀市立鶴久保小学校教諭)

「どうしてこの時期なの?」と、むしろモチベーションを下げることにつながるでしょう。過去形を扱う場合は、過去のことを伝える必然性が重要で、タイビングを逃してはいけません。夏休みの思い出を語るのに、10月や11月では、いいたいという気持ちを削いでしまう。常に必然性を考えるべき。

大学入試共通テストから「目的・場面・状況」を考えるー定期テストで文法を扱うときに気をつけたいこと」 鈴木祐一(神奈川大学准教授)

英語教師として求められるのは評価の仕方だと思う。パフォーマンステストでは、生徒の「文法力」に関して評価しない部分をはっきりさせる方がわかりやすいだろう。例えば、「Key Sentenceに含まれるような文法事項は理解ができればOK。離したり書いたりする際の正確さは執拗に求めすぎない」という基準の方が、多くの学校で現実的だろう。そもそも、状況・場面に即して自然な文法表現を使えるか、という観点での評価がどのくらい現実的なものなのか? ①臨場感のある目的・場面・状況の設定をして、生徒のやる気を引き出す(演出)②読んだ情報を別の形式で整理・活用させる中で文法をテストする(本質)

雑感1 水曜日はALTのYolaineが授業に来てくれる日なので、新出事項の口頭導入、ペア活動の後、その活動した内容を書かせる。それの添削をALTにお願いする。そのペーパーは定期テストやパフォーマンステストまで保管するよう指導。

雑感2 単元末活動のプレゼンの3〜4日前には、中間発表と中間指導を行う。そのためには、その前の週の週末課題は、必ず、発表原稿を書かせ添削してやること。金曜日 週末課題提示→月曜日 週末課題提出・添削・返却→水曜日 ALT →木曜日 中間発表・中間指導→月曜日 単元末活動プレゼン発表

授業力は「書く力」に比例する 教師のための綴り方教室から 第4回第1章「読解力を鍛える」④ 脱「教師のSOS」で授業は「3K型」になる 中嶋洋一(関西外国語大学教授)他

「教師には、長年のうちに染み付いたSOSという癖があります。(S)しゃべりたがる、(O)おしえたがる、(S)しきたがる です。癖はなかなか治りません。それに対して、児童生徒は、自分で(K)きづきたい、仲間と(K)かかわりたい、自分で(K)きめたい、という願いを持っている。

英語の文字の指導法 第4回 書体の変化に合わせて指導法の変革も! 手島良(武蔵高等学校中学校教諭)

アルファベット順に書かせない 英国におけるモイ指導法の根本にあるのは、アルファベット順に書く練習はさせない、ということです。なぜなのでしょうか。時計回りの書き順と反時計回りの書き順がある。形は、長円と縦棒がある。このように、a,d,g,qやh,m,n,rはそれぞれ同じ運筆で書ける文字のグループに属している。同じ文字のグループ別に練習させると良い。

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