音韻認識を高めるトレーニングをYoutubeにアップしました。

 マーガレット・コームリーが書いた「LD児の英語指導 ヒッキーの多感覚学習法」で提唱されている「多感覚学習法」の手法を用いて、「音素カード」を使用しながら、音韻認識を高める取り組みを実践している。特に、初学者(小学校6年生や中学校1年生)中心に行っている。

 この本に紹介されている取り組みは、英語のネイティブスピーカーでLDの子どもたちへの指導方法であるが、EFL環境下での英語初学者や英語に困り感を持つ子どもたちへの指導にも応用できるのではないかと実践したことがある。

https://www.eiken.or.jp/center_for_research/pdf/bulletin/vol26/vol_26_p68 p82.pdfhttps://www.eiken.or.jp/center_for_research/pdf/bulletin/vol26/vol_26_p68-p82.pdf

 結果としてはかなり効果が認められて、対象生徒も意欲を持って英語学習に取り組めるようになった。英語が苦手な生徒の多くは、文字と音の一致ができない。それを克服するために早い段階から音素カードを導入して指導している。勤務校で私は1年生を担当していないものの、担当教諭がこの取り組みを進めるということで、自宅でもできるようにYoutubeにアップしてみた。

 字幕を出しみると、あまり適切に発音を表示してくれない。大きな声を出そうとするあまり(マイクを使用していないため)発音が疎かになっているのかもしれない。さて、読み方を押さえたところで、練習できるような動画もアップしておいた。91枚目の最後のカードまで行けなかったところが反省点。

 勤務校の3年生はこのトレーニングを1年生の時に毎時間短時間学習で10分ほど取り組んだところ、英単語を見ても、音素で分け、その音素を発音し、さらに音素同士をブレンディングし、発音することができる生徒が80%以上いる(調査したわけではないので正確な数は不明だが、実感として)。

 今年度の1年生にもぜひ継続して取り組んだもらいたい。