monthsは「マンツ」と発音するということがわかりました。

 英語教育2020年1月号QUESTION BOX 40. (pp.76〜78)、大阪府中学校教員の質問に桃山学院大学教授 南條健助先生が答えている。

 質問の内容は「monthsは発音しにくいため、「マンツ」と発音してよいと教えている。」がよいかということ。

 恥ずかしながら、-thsの発音は/θ/と/s/を半分ずつ発音すると習った気がしたので、「スス」という発音を一音素ですると指導してきた。しかし、南條先生の答えは、

 「monthsは「マンツ」のように発音してよいという指導法は適切であり、望ましいと言えるでしょう(後略)」だった。さらに、month’sとmonths’も「マンツ」でよいとのこと。/θ/が/t/に置き換えられることがあると中世の学者が答えていると先生は述べている。従って、/mΛnts/「マンツ」という発音になるらしい。

 目から鱗で、びっくりした。三重県で中心的に活躍している3名の若手英語教員が集まることがあったので聞いてみたら、3人中2人は知らなかった。そこで、「Walking Dead」には、何度も”deaths”が出てくるので、注意して聴いたいたら、確かに、/dets/と発音されていたような気がした。(発音記号の/e/は本当はこの記号ではないが、表示させることができないのでご勘弁を)

 自分の勉強不足を反省するためにも、あえてこの記事を投稿してみた。

セミコロンの使い方が少しわかりました。

 大修館書店「英語教育2020年3月号」授業に生かせる基礎英語講座part 3 英文ルール総点検12「セミコロン」(翻訳者・翻訳講師 深井裕美子)を読んで

 セミコロン「;」の使い方は本当に難しい。実際に、英語で論文を書くときも使った覚えがない。というか、使えない。深井さんが丁寧にかつ的確にまとめているので、要約をアップしてみた。

 セミコロンの使い方は大まかに3つある。

 1️⃣ 2つの独立した節を緩やかにつないでいる

   I hate coffee; I love tea.

   この種のセミコロンは等位接続詞 (for, and, nor, but, or, yet, so) に置き換えることができるので,

   I hate coffee but I love tea.

と読み替えることができる。

 2️⃣ 第2文が接続副詞で始まる時に使われている

   I have coffee; however, I had no other choice.

However, therefore, otherwise, nevertheless, consequently, henceが接続副詞にあたり,通常はその後にカンマが置かれる。

 3️⃣ 複雑な列挙の際に使われている

The students came from Tokyo, Japan; Paris, France; Bonn, Germany; and Rome, Italy.

Tokyo, Japanが一つの括りになっているので,【;】で並列にして,最後はandでつないでいる。【 ,】だけでつなごうとすると,並列にしても意味がわからなくなる。