笑顔を心がけるだけで、幸せがやってくる。Chapter 1

いつも機嫌がいい人の小さな習慣〜仕事も人間関係もうまくいく88のヒント 有川真由美著 毎日新聞出版

 自己啓発の著書を読むと肯かされることが多いが、今回もたくさんの「なるほど」があった。毎回同じことを言われている場合もあるが、発見も多かった。同じことは身にしみるまで心の底に叩き込んでおきたいなと思う。

 88のヒントがある。今回だけでは書ききれないので、何回かに分けて自分の気づきと交えながら、書いていきたい。

 数字の横は著者のヒント。その下は私の気づき。その下は著書からの引用。

 1 幸せだから笑顔になるのではなく、笑顔だから幸せがやってくるのです (p.22~23)

 ニコニコしていると、すぐに嫌なことが降りかかってきて、不機嫌になり表情も暗くなることがたくさんあったため、努めて笑顔でいることをやめていたが、それがいけなかった。口角を上げるだけでも幸福物質の「セロトニン」が増えることがわかっているので、科学的にも証明されている。笑顔→幸福→笑顔→幸福というポジティブな連鎖に入る。最近心掛けている。

 2 挨拶をするときは、相手に体ごと向ける (p.24~25)

 朝の「おはようございます。」のラッシュの時は、特にやっていない。通りすがりに声をかけられたりすると、肩越しに挨拶する時もあるし、ましてや、目など見ていない。挨拶が一番のコミュニケーションの方法であるのに、その人と良い関係を作る最良の方法であるのに、「私はなにをやっているのか」と、反省してしまった。

 3 身近にいる人ほど「ありがとう」を言う(p.26~27)

 身近にいる人は、家族や仕事場の仲間である。職場の仲間にはどんな小さなことでもありがとうと感謝を伝えているつもりである。しかし、家族には言う回数が少ないかもしれない。いざと言うとき、病気になったり、困ったことが起こったとき、一番頼りになるのは家族であるのに、家族に一番の感謝を伝えないと。

 「『ありがとう』は、相手に感謝の気持ちを伝えるための言葉でもありますが、自分自身の心をきれいにしておくための”おまじない”でもあります。」

7 いつもと違うことをしてみる (p.34~35)

 少し自閉的なところがある私は、毎日同じことを同じ時間に同じメニューですることが好きだ。好きというか、そのパターンでないと気が済まない。同じパターンでしないとソワソワして落ち着かない。しかし、「いつもと違うこと」を心掛けてするべきであるとのこと。ワクワクした生活を送るために行うべきである。

 「『いつもと違うことをすること」の効果は、今いる場所の価値に気づくこと、自分の世界を広げること。

8 「腹八分目」を心がける (p.36~37)

 私は血糖値が上がるのが遅いせいか、満腹を感じるまでに時間がかかる。「よく食べた。」と感じる頃には120%くらい食べ終わっている。お酒もよく似た傾向があり、「今日はいつもよりたくさん飲んだ。」と感じる頃には、ベロベロになっている。「こんなくらいではちょっと足らないな。」と思うくらいでやめるのがちょうどいい。私はもっと控えないと。腹七分目くらいにしよう。

 「『腹八分目』とは、苦しさや罪悪感がない食事のこと。」

10 感動を思い切り表現する (p.40~41)

 「すごい。」と思っているのに、それを表現しない。心の奥底では、「羨ましい。自分もそうなりたい(したい)」という妬みが隠れているのかもしれない。素直に素晴らしいものを素晴らしいと声高に言いたい。これもそう心がけることが大切なのだと思う。

 “感動上手”な人になるには、① 感動をどんどん言葉にすること、 ② 笑顔や驚きなど表現を豊かにすること、 ③ 手振りを加えること、の3つをお勧めします。

11 意識して「ゆっくりと丁寧に」動く (p.42~43)

 私はお金で時間を買っている。毎日膨大なルーティーンがあり、それをこなすのにバタバタもがいている。一つ一つのクォリティはどうでもよく、こなせばいいという感じになってしまっている。もっと一つ一つ丁寧にやりたい。じっくりゆっくり楽しさを感じながらすると、毎日が充実するだろうと思う。時間に余裕がないから、遅いと腹が立つし、心の余裕までなくなってしまう。

 「私は雑に動いているかも」と思う人は、まずは1週間、「ゆっくり丁寧に」を心がけてみてください。さまざまな変化がるのを実感するはずです。

14 エレベーターやレジ待ちで「お先にどうぞ」(p.48~49)

これも上段と同じ。いつも時間に余裕がないから、心の余裕が生まれず、「お先にどうぞ」が言えない。車でも店舗に入りたい右折車両に譲ることができない。信号待ちの列に入りたそうにしている車両を入れることができない。むしろ、そんな人に対して、「信じられない。常識知らず。」と罵りの言葉を心の中で叫んでしまう。常識知らずは私の方だ。

 「譲れるときはゆずる」を繰り返していると、たとえ感謝されなくても、自分の中に小さな誇りが残ります。譲れる人は、かっこよく、余裕があるように見えます。

18 だれも見ていないところでところで、いいことをする (p.56~57)

 「トイレのスリッパをいつも揃えてから出る。」ことくらいしかしていない。「神様はいつも自分を見ている。」と信じているので、人前だろうがそうでなかろうが、良い行いをすれば、いつか自分に良いことが訪れると思っている。もっともっと心がけてやってみよう。

19 自分を褒める (p.58~59)

 私にとって、永遠のテーマである。私は私に「ダメ出し」しかしない傾向にある。いろんなことをしているし、業績も上げているのに、そこには自分の目は向けられず、失敗にしかフォーカスしていかない。もっと日常の小さなことに目を向ければ、自分のため、家族のため、友人のため、職場のために頑張っていることもあるはずなのに、そこには目を瞑ってしまいがちである。最近、25年続けている「5行日記」に、「楽しいこと」、「自分を褒めること」、「来年忘れてはいけないこと」の内容を中心に書いている。悪いことを書くと、脳で上書き更新されてしまい、ネガティブな記憶になってしまうとのこと。日記に書いて、日々の自分の行いにおいて、もっと自分を褒めようと思う。

 自分で褒めているので、人に褒められなくても大丈夫。傷ついても立ち直りが早い。自然と自分に褒められる振る舞いをするようになる。他人のいいところも見えてくる。自分を褒めていると、どんどん自分が好きになってきます。(自分が好きになれば自分を大切にできる→他人も大切にできる)

1度では書ききれないので、各チャプターごとに更新することにする。

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