「3000円の使い方」を読んで。

宮脇書店に行ったら、おすすめの本棚にあったので、つい手に取って買ってしまった。いや、おもしろい。つい、すーっと読んでしまった。

主人公が4人いて、3世代の親子である。80代、50代、30代。それぞれの年代の、女性の目線で書かれている。それぞれの女性がそれぞれの年代での悩みを抱えている。老後の暮らし方、更年期での過ごし方や連れ合いとの関係、結婚したものの幸せとは何かを友人夫婦と比較しながら悩む。自分らしく生きるとは何か、幸せのかたちとは何か、いろいろ考えさせられた。4人の主人公には、それぞれ、夫や恋人、異性の友人がいる。全て男性であるが、だらしなさが描かれている。関わり合ううちに男性も考えながら変革を遂げていくが、女性目線の男性としての描かれ方に共感を覚えながらも、反感を持ったりした。「そうは言ってもな。わかってやってほしいな。」と声をかけたくなったしまう。

次は、あらすじ。(「読書メーター」参照)

就職して理想の一人暮らしをはじめた美帆(貯金三十万)。結婚前は証券会社勤務だった姉・真帆(貯金六百万)。習い事に熱心で向上心の高い母・智子(貯金百万弱)。そして一千万円を貯めた祖母・琴子。御厨家の女性たちは人生の節目とピンチを乗り越えるため、お金をどう貯めて、どう使うのか?
知識が深まり、絶対「元」もとれちゃう「節約」家族小説!

とてもおもしろかったので、かなりおすすめ。

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